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『台湾青年』は独立運動世界組織の中核だった
鄭欽仁/元台湾独立建国聯盟カナダ本部主席・前立法委員・物理学博士  2002年7月20日

原載 台湾青年 第500号 停刊記念号 2002年6月5日発行


いかなる組織でも長年の間に、時代が激変し、世代が交代する中で、困難極まる理想を確呼と見つめ、始終一貫、目標に向って全力で突進、台湾の国造りの為に新しい思想、知識を造り、尋し求め、新しい連帯関係を同胞間と国際間において築き上げ、メンバー個人や団体として惜しみなく色々と高貴な犠牲を払って来た台湾人の組織は、『台湾青年』を中心とする組織以外にない。

光陰矢の如しと諺に言われる通り、もう四十二年前の出来事が走馬灯の様に目に浮かぶ。核物理を専攻する一介の青二才が、カナダのトロント大学に辿り着いたのが一九六〇年七月末、九月初旬に早大留学中の親友から『台湾青年』誌の創刊号と二、三号が一緒に届いた。数少い台湾人留学生の間で回覧し、非常に歓迎された。僅かではあったが、数人で生活費を節約して台湾青年社へ送金し、毎月二十冊送って貰い、カナダで分送した。これが数十年も続く同志関係の始りだった。

その後、カナダでも台湾人留学生の数が増え、私達も組織造りを始めた。六〇年の台湾同学会、六三年のカナダ台湾同郷会、六四年春の台湾自決聯盟、六四年秋の台湾人権委員会、七〇年には世界組織の台湾独立聯盟が成立して、そのカナダ本部となり、八八年に台湾独立建国聯盟と改称、『台湾青年』誌から得た啓蒙思想と資料、それにカナダの民主、自由、和平等の伝統が結びつき、固く連帯した組織は縦横に国境を越え、台湾の内外で協力して、非暴力の手段で台湾の民主化という政治的な奇蹟を実現した。これはカナダにいる同志達にとっても、光栄であり、誇りである。

『台湾青年』が大事な階段的役割りを果たした事を、真心をこめて喜び、慶祝したい。だが、中国の台湾に対する政治的、領土的野心は変らず、文攻武嚇の悪辣な手段等が放棄されない限り、今後も同志達は断乎として正義と平和、安定、民主制度の確立のために闘い続けるであろう。


台湾独立建国聯盟ウェブサイト /WUFI Web-site
World United Formosans for Independence

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