| 範としての独立の気概ー「台湾青年」 |
| 柚原 正敬/台湾研究フォーラム代表 2002年11月9日 原載 台湾青年 第500号 停刊記念号 2002年6月5日発行 |
不思議に思っていることがある。あるいは魅力というべきだろうか。私ども四十代の者が台湾を知るようになったのは、ごく最近のことだ。私の場合は出版社時代に手がけた本が縁となったが、それでも今から七年前にすぎない。 台湾を知り始めた当時の私にとって、『台湾青年』はいささか難解に思えた。だが、この雑誌こそ、台湾の核であることは容易に察しがついた。だから、編集を担当し、執筆にまで加わった『台湾と日本・交流秘話』の書評掲載を宗像編集長が快諾されたときのことは、今でもよく憶えている。その書評を執筆してくれたのが“平成の志士”林建良氏だった。 一方、この本を出版するのに先立ち、若手の執筆者を中心に立ち上げたのが「台湾研究フォーラム」である。 今も黄文雄、連根藤先生には毎回参加していただいているが、不思議なのは、黄昭堂先生の世代から林建良氏の世代に至るまで、命を張った独立運動に挺身されてきたのに、誰もが悲壮感をほとんど感じさせないことだ。いつも背筋が伸びている。やはり、その凛とした姿は美しい。独立の志士とはこうあるべしと、いつもわが姿勢を正されるのである。 その背骨を支え、気概の源となってきたのが『台湾青年』なのであろう。中華民国体制打倒、という不変の目的と理念を様々な切り口で提供してきたその営みは、やがて日本に及ぶこと必定であろうと確信している。 |
台湾独立建国聯盟ウェブサイト /WUFI Web-site
World United Formosans for Independence
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